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インプラント治療と腎疾患 2021年5月17日

腎臓は血液をろ過して体内の老廃物、塩分、水分を尿ととして排泄することでそれらのバランスを整える臓器です。また、様々なホルモン(赤血球をつくるエリスロポイチン、血圧を調整するレニン、骨をつくる活性ビタミンD)を分泌しています。

故に腎臓の機能が低下すると、お口の中が乾いたり、血圧が高くなったり、組織の免疫力が落ちたり、骨が弱くなったりして、インプラント手術やインプラント治療の成功の妨げとなることがあります。

腎疾患は自覚症状がないまま進行していることが多い病気ですので、インプラント執刀医は腎臓の状態がインプラント治療へ支障を及ぼすかどうかの判断するするために血中クレアチニン1.2mg/dlやクレアチニンクリアランス100-120mg/分をその指標として用います。

インプラント治療をご検討されていらっしゃる方におかれましては、健康診断(血液検査)の結果をご持参され執刀医にご相談されるとよろしいかと存じます。

添田博充 医学博士

医療法人社団添田グループ

259-1132神奈川県伊勢原市桜台1-11-24