予防処置の8ステップ
1 リップ美容薬を塗布し、口唇の潤いを回復します。
→ 治療中の乾燥により発生する口腔内の免疫力低下を予防します。
2 口腔内精密検査を行います。
→ 予防管理処置を計画します。
3 咬合調整により、歯と歯周組織に加わる力学的ストレスを取り除きます。
→ 口腔疾患発症の本質的は原因を取り除き、口腔疾患の発症を予防します。
4 PMTC(歯石除去、歯垢除去、着色除去)を行います。
→ 歯肉縁上の口腔疾患発症要因を取り除き、口腔疾患の発症を予防します。
5 ルートプレーニング(歯根表面の滑沢化)を行います。
→ 歯肉縁下の口腔疾患発症要因を取り除き、口腔疾患の発症を予防します。
6 歯表面の磨き上げ、フッ化物を塗布します。
→ 口腔疾患発症要因の再付着を減少させ、口腔疾患の発症を予防します。
7 軟組織(歯肉、頬、口蓋、舌)の殺菌消毒を行います。
→ 歯周病菌を0.05%クロルヘキシジンで殺菌消毒、硫黄化合物をClO2製剤で分解消毒し、口腔疾患の発症と口臭を予防します。
8 オーラルマニュピレーション(咬筋の緊張緩和と漿液腺唾液分泌促進)を行います。
→ 口腔内の免疫力を高め、口腔疾患の発症と口臭を予防します。
+ 必要に応じて、ボトックス治療を行います。
→ 口腔筋の緊張を緩和し、口腔疾患の発症を予防します。
+ 次のトリートメント・オプションも可能です。
→ 口腔疾患によって生じたお顔の変化を回復する美容治療です。
- 脂肪溶解治療(お顔の美容治療)
- ボトックス治療(お顔の美容治療)
- ヒアルロン酸治療(お顔の美容治療)
- フェイスリフト(お顔の美容治療)
- ガムピーリング(歯肉の美容治療)
- ホワイトニング(歯の美白治療)
- 審美修復/審美補綴(メタルフリー治療)
おすすめのセルフケア
口腔疾患の発症を予防し歯、歯周組織、顔貌の加齢変化を抑制するために、次のセルフケアを推奨いたします。
1 コンクールジェルを用いたご自身でのブラッシング
→ 硬組織の口腔疾患要素を取り除き、再付着を予防します。
2 ClO2ジェルを用いたご自身での仕上げブラッシング
→ 軟組織の口腔疾患要素を取り除き、再停滞を予防します。
3 キシリトールガムの服用(2粒/1日)
→ 漿液腺からの唾液分泌を促進し、口腔疾患要素の付着を予防します。
4 リップ美容薬塗布(朝、就寝前)
→ 乾燥により発生する口腔内の免疫力低下を予防します。
5 1-3か月毎の口腔疾患予防管理処置の受診
→ ご自身のケアで取り除けない口腔疾患要素を取り除きます。
予防処置の費用
口腔疾患予防管理処置 | 10,800円 |
アンチエイジングケア薬 | |
リップ超保湿美容薬 | 8,100円 |
コンクールジェル | 1,080円 |
ClO2ジェル(30g/80g) | 1,350円/2,000円 |
キシリトールガム | 972円 |
トリートメント・オプション | |
脂肪溶解治療 | 32,400円 |
ボトックス治療 | 32,400円 |
ヒアルロン酸治療 | 32,400円 |
フェイスリフト(1スレッド) | 21,000円 |
ガムピーリング | 32,400円 |
ホワイトニング | 21,600円 |
審美修復/審美補綴 | 32,400-140,400円 |
よくいただくご質問
Q1 保険適応の歯周病治療との違いを教えてください。
A1 本来、保険制度は「疾患の治療」にのみに適応しており、「疾患の予防処置」には適応しておりません。また、歯科においては、「疾患の治療」と「疾患の予防処置」との区別が明確でなかったことから、最近、厚生労働省および財務省より、これらの治療と予防処置とは明確に区別して行うよう通達されております。当院における処置内容の違いについては次の通りです。
保険外 | 保険内 | |
リップ美容薬塗布 | ○ | × |
検査 | 精密 | 簡易 |
口腔衛生指導 | 詳細 | 詳細 |
咬合調整 | ○ | ○ |
歯垢除去 | ○ | × |
着色除去 | ○ | × |
歯石除去 | ○ | ○ |
ルートプレーニング | ○ | 法規通り |
プラチナブラスト | ○ | × |
ダイヤモンドポリッシュ | ○ | × |
硬組織のフッ素コーティング | ○ | × |
軟組織のClO2機械洗浄 | ○ | × |
オーラルマニュピレーション | ○ | × |
筋緊張緩和治療 | ○ | × |
トリートメント・オプション | ○ | × |
通院回数 | 1回 | 3-10回 |
Q2 痛くないですか?
A2 痛みはありません。
Q3 処置時間はどのくらいですか?
A3 60分程度です。
Q4 毎月受診しても構いませんか?
A4 大丈夫です。むしろ、より良い口腔環境を維持することができます。